『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(スター・ウォーズ エピソードファイブ/ていこくのぎゃくしゅう、原題:Star Wars: Episode V The Empire Strikes Back)は、1980年に公開されたアメリカ合衆国の映画。
監督:アーヴィン・カーシュナー
・ Youtube : Star Wars Episode V : The Empire Strikes Back (1980) / スター・ウォーズ 帝国の逆襲
Star Wars Episode V : The Empire Strikes Back (1980) / スター・ウォーズ 帝国の逆襲のあらすじ
遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。
ヤヴィンの戦いから3年。デス・スターを反乱同盟軍に破壊された銀河帝国軍の反撃は激烈を極めた。反乱軍は帝国軍によりヤヴィン秘密基地から撤退を余儀なくされ、氷の惑星ホスにエコー基地を設立したのである。ダース・ベイダーは反乱軍、そしてルーク・スカイウォーカーを捜索するため調査用のプローブ・ドロイドを銀河系の各地に大量に放っていた。
ホスにも一体のプローブ・ドロイドが隕石に擬態して着地した。その時ホスではルークとハン・ソロが原住生物トーントーンに乗ってパトロールを行っていた。ルークは落ちてきた隕石を発見し調査しようとしたが、雪原の怪物ワンパに襲われ気を失ってしまう。一方先にエコー基地に戻ったソロは司令官のライカン将軍に反乱軍を離れ、ジャバ・ザ・ハットに金を返したいと告げた。レイア姫はソロに残るよう説得するが、失敗に終わる。やがてソロはルークがまだ戻っていないことを知り、危険を顧みずルークの救出に向かった。ワンパの棲み家に囚われていたルークはフォースとライトセーバーを使って脱出に成功するが、猛吹雪の中で倒れてしまう。が、そこにフォースと一体化したオビ=ワン・ケノービの霊体が現れ、ルークに惑星ダゴバへ行きジェダイ・マスターのヨーダから学ぶよう告げる。幸運にもルークはその直後ソロに救出され、翌日にエコー基地に帰還した。
偵察機から不審な物体を発見したとの通報を受け、ソロとチューバッカはその調査に向かい、帝国軍の放ったプローブ・ドロイドだと突き止める。報告を受けたライカン将軍は帝国軍に基地の場所が察知されたことを悟り、基地の全軍に撤退命令を出した。ベイダー率いる帝国軍の「死の小艦隊(Death Squadron)」はホス近辺に到着するが、オゼル提督のミスで反乱軍に艦隊到着を気付かれてしまい、エコー基地のシールド展開を許してしまう。激怒したベイダーは失態を犯したオゼルをフォースグリップで処刑し、その場でピエット艦長を新提督に任命し、ヴィアーズ将軍にAT-ATによる地上攻撃でシールド発生装置を破壊させるよう命じた。反乱軍は貴重な物資を積んだ貨物船が脱出する時間を稼ぐため、歩兵・スピーダー部隊が必死に応戦を試みるが厚い装甲に覆われたAT-ATに歯が立たず、遂にシールド発生装置を破壊されてしまう。ミレニアム・ファルコン号を修理していたソロとチューバッカは逃げ遅れたレイアとC-3POを乗せ基地から脱出。そして生き残ったルークは地上戦が終了した後Xウイングに乗り、R2-D2を伴って、オビ=ワンの言葉に従い惑星ダゴバへ向かう。
一方、ソロたちを乗せたファルコン号は執拗な帝国軍の追撃を受け、ハイパードライブの起動を試みるが、修理が不十分であったため失敗。機転を利かせたソロはホスの付近にある小惑星帯に逃げ込み、何とか追っ手を振り切る。ファルコン号の修理を行う中で、ソロとレイアは急速に距離を縮めていく。しかし、逃げ込んだ小惑星の穴は巨大な宇宙の怪物スペース・スラッグの巣であることが分かり、ファルコン号は飲み込まれる寸前に脱出する。
一方、ベイダーはソロやレイアを取り逃がした部下のピエットらに対し苛立ちと不信感をあらわにしつつ瞑想に入っていた。だが、ピエットはその瞑想をも妨げる。怒るベイダーに対し、ピエットは恐怖の色を浮かべて「皇帝陛下がお呼びです」と報告する。皇帝ダース・シディアスは、デス・スターを破壊したスカイウォーカーの息子がフォースに騒乱を巻き起こしていると告げた。そしてベイダーはシディアスに、ルークをフォースの暗黒面に引き込むか、それを拒むなら抹殺すると申し出た。
その頃ルークはダゴバに不時着するも、ダゴバは泥と沼だらけでとても人の住めるような星ではなかった。そんな折に現れた小柄な老人はR2にイタズラをしたり、ワガママを言うなどしてルークを困らせるが、この老人こそがルークの探している偉大なるジェダイ・マスター、ヨーダであった。ルークを試していたヨーダは、年齢を重ねすぎており、我慢強さがないルークの指導をためらうが、オビ=ワンの説得によりやっと修行を始める。しかしジェダイとしての意識が低いルークはフォースを完全に信じきることが出来ず、訓練は思うようにはかどらなかった。ある日、ルークはヨーダの「武器を持つな」という忠告を聞き入れずに謎の洞窟へ赴き、突如現れたベイダーの幻影とライトセーバーを交え、その首を切り落とす。ベイダーのマスクの下から現れた己の顔、即ち己の暗黒面の象徴にルークは戦慄する。
味方艦隊の遅々として進まぬ捜索に業を煮やしたベイダーはボバ・フェットを始めとする銀河中の腕利きの賞金稼ぎを呼び寄せ、報酬を与える代わりにファルコン号を見つけ出すよう命じていた。ソロは再び帝国軍に発見されながらもスター・デストロイヤーの索敵範囲外に逃れ、旧友ランド・カルリジアンが執政官を務めるクラウド・シティのある雲の惑星ベスピンに向かう。しかし、ボバの乗るスレーヴ1が不気味にその後に追随していくのだった。
クラウド・シティに到着したソロたちはランドからもてなしを受けた。しかしランドは帝国のクラウド・シティへの不干渉と引き換えに、ベイダーに彼らを売り渡す。ソロたちの危機を予知したルークは、ヨーダとオビ=ワンの制止を振り切ってベスピンへ飛ぶが、それを察知したベイダーはルークの捕獲・護送の手段として彼をカーボン冷凍にかける事を画策、ソロがその実験台とされてしまう。ベスピンに到着したルークは護送されるレイアたちを発見し、その直後にベイダーと対決することになるが、その強大なフォースに翻弄される。冷凍室から下層の回廊、更にクラウド・シティ中核へと場所を移した戦いの末に、ルークはライトセーバーを持つ右手を斬り落とされてしまう。満身創痍のルークに、彼をフォースの暗黒面に誘うベイダーはある衝撃的な事実を告げるが、暗黒面への誘いを拒否したルークは奈落へ身を投げて、逃亡する。
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